終盤ランナーを貯め、一打逆転のシーンまで作るも、決定打が出ず…
初回は西川選手のヒット、盗塁をきっかけに1アウト1,3塁とチャンスを作り、中田選手がきっちりとレフトへ犠牲フライを放ち、幸先よく先制します。
先発の高梨投手は1,2回は無失点に抑えますが、3回にウィーラー選手に痛い3ランHRを打たれ1−3と逆転を許します。4回にもタイムリーを浴び、この回で無念の降板。完封勝利の後、なかなか結果が出せません。
ファイターズ打線は2回から5回まで0点に抑えられておりましたが、6回に西川選手が四球を選び、すかさず盗塁を決めます。その後岡選手のタイムリー2ベースで追い上げを見せます。
6回表岡選手のタイムリー2ベース
なお、4回途中から登板したエスコバー投手が今日も好投を見せます。5,6回も無失点で抑え、流れを徐々に呼び込みます。
7回表に満塁のチャンスを作り相手のエラーで1点を追加。3-4とし、あと一歩まで迫りますが逆転とはなりません。
7回裏は平凡なサードゴロでしたがレアード選手が暴投。この間に2点を失い、3-6と更に点差を広げてしまいます。
8回表にレアード選手がセンターへの犠牲フライを放ち4-6、更に追い上げを見せ、9回表もランナーをため、逆転のチャンスを作りますがあと一本が出ず、残念な敗戦となりました。
惜しい試合ではありましたが、西川選手が2盗塁、エスコバー投手が無失点で抑えるなど、よいプレーも出ているます。
先発がしっかり試合を作れれば首位イーグルス相手でも十分期待が持てます。5月17日先発予定の加藤投手に期待しましょう。
2017年5月16日 ファイターズVSイーグルス ダイジェスト動画
終盤に見せた粘り
リードオフマン西川選手が中前で出塁すると、すかさず盗塁を決めチャンスメイク。続く岡選手は進塁打となる一ゴロで3番につなぎ、近藤選手は四球を選び1死三塁の好機を作りました。「皆がチャンスでつないでくれた」と話す中田選手が先制の左犠飛を放ち先制に成功しました。楽天イーグルスの初回失点は今シーズン2度目。4連勝と波に乗るファイターズの勢いが上回る攻撃となりました。
しかし、2回以降は相手・辛島投手に苦しめられ、5回まで無安打と抑えられました。展開は3回に逆転3ランを打たれるなど、中盤には追いかける立場となっていました。6回には再び、西川選手の四球から岡選手の左翼線二塁打で1点を返し、終盤にも粘りを見せましたが、形勢を逆転するには、あと一歩及びませんでした。
ただ、4月のファイターズと明らかに違うのは「そのままでは終わらない」ということ。勝ちパターンの継投策に入った楽天イーグルスに対し、攻撃の手を緩めることはありませんでした。7回には2者連続で四球を選び、満塁の好機を作りました。8回にもハーマン投手から連続安打と犠飛で1点を返しました。また最終回にも先頭が四球で出塁し、一本出れば逆転3ランのところまで詰め寄りました。ベンチはゲームセットの瞬間まで諦めることなく、声を出し続けました。あっさり負けるのではなく、しがみついて戦うことが明日の戦いにつながっていきます。最後まで必死に戦ったからこそ、悔しいと思える。その悔しさがチームを動かす推進力となっていくはずです。
先発投手コメント
高梨投手
<3回1/3 69球 打者19 安打8〈本塁打1〉 三振3 四球1 失点・自責4>
「決め球も含めて甘く入ったところを打たれてしまいました。しっかり反省して次回につなげていきたいです。チームが勝てるようしっかり応援します」
栗山語録
Q.高梨投手が4回途中で降板
「ゼロじゃなくていんだけど、我慢していかないといい展開にはならない」
Q.レアード選手の失策が痛かった
「ミスは起こるものだから。一生懸命やっているし、それは関係ない」
Q.2番手のエスコバー投手が無失点
「どこで使うかを考える」